2007年10月7日日曜日

美山を訪ね

 9月4日参加させていただいている「自然住宅情報ひろば」とコープハウジング(京都生協の住宅部門)の企画で地元京都で建築材料である木材の現状を知るため、美山町見学してきました。当日はなんと30人以上も参加していただき、7台の車に分乗していきました。はじめに林業家の小林さんの間伐したばかりの山に行きました。伐採された杉の木は皮をむいて葉枯らしをしてありました。見学させていただいた小林さんの山は手入れをしてありましたが、ほとんどの山が下刈り、枝打ち、間伐等の手入れがなされていない状況です。もっと、もっと地元の木が使われないと山は駄目になっていきます。みなさんも家を建てられるときはどうぞ地元の木材でそれが無理ならせめて国産材で建てて下さい。二酸化炭素の吸収源である山を守れば、地球温暖化防止にも一役買えます。
 次に美山産材で建てられたモデルハウスの「美山木の家」で昼食をとり、設計者である設計士福岩豊さん(福岩建築設計事務所)に説明を受けました。やはり地元産材で作った木の家は気持ちよく居心地がよかったです。
 最後に美山町の森林組合を見学し、ここではモルダーで内装材を生産しておられます。
 ここで解散になりましたが、せっかく美山まで来たのだから茅葺きの集落をみたいといわれる方が数名有り、その方たちと茅葺きの集落北村を見に行ってきました。そばの花が咲く畑の向こうに茅葺きの家々が見える様はいつ見てもすばらしいものがあります。日本の昔からの建物の美しさに魅せられました。

0 件のコメント: