2009年6月17日水曜日

京都JCオープン例会

 6月13日(土)に京都「新風館」で開催され参加して参りました。「低炭素社会のの実現」に向けたイベントでした。その出展コーナー「環境ブース」に関西自然住宅推進ネットワークをはじめとし京アジェンダ21フォーラム、ワーカーズ・コープエコテック、NPO法人気候ネットワーク、京エコロジーセンター、NPO法人きょうとグリーンファンド、NPO法人環境市民、京都府地球温暖化防止活動推進センター、京都市地球温暖化対策室等々が出展しました。みんな昔からの仲間ば゜っかりで、同窓会やなと話が弾みました。ようやく環境問題も市民権をえるようになったような気がします。京都市長も展示してある杉のフローリングを見て「うちの家も杉と檜を使こうてるんや。木はやっぱりええな~!」と話して行かれました。
 また、ステージでは省エネルギー普及指導員の竹花由紀子さんが「はじめよう!家庭からの第一歩」を講演、続いて石渡学さんの「実験ショウーで環境を学ぼう!」でした。石渡さんはメジャーだけに大変受けていました。


 

2009年6月15日月曜日

建材展示会

 6月12日(金)・13日(土)にインテックス大阪で開催されました(株)久我の建材展示会のなかの「断熱材の展示ブース」ににお招きを受けまして出展参加して参りました。2日間の展示会でしたが、私は13日(土)には他のイベントに参加しなければならなかったので12日(金)のみの参加でした。我が社では、よっぽどのことがなければ展示会等は参加しないのですが(人員がいないので)昨年もお世話になりましたので参加させていただきました。久しぶりに同業者の方々と顔を合わせ、いろいろな情報交換をさせていただきました。断熱材については今年は長期優良住宅に適応できる次世代省エネ基準(性能表示等級4)にあわせたそれぞれの厚みを示した展示を中心にされておりました。自然素材系の断熱材(繊維系・セルロース系・木質繊維板系他)では殆どが100㎜位の厚さになり、これは大変やなという感想です。当初長期優良住宅に適合する次世代省エネ基準でいくと、我が社のフォレストボードは110~230㎜も必要になり当初からあきらめていたのですが。フォレストボードはボード状に固めてあるので、他の断熱材や土壁とのコラボをすれば結構長期優良住宅に使える気がしてきました。大きな収穫です。
また、この住宅産業不況を反映して12日の来客は昨年度よりも少なかったように思います。

2009年5月27日水曜日

京町家見学

5月23日(土)関西自然住宅推進ネットワークで京町家を見学して参りました。地元に住んでいながらいままでなかなかいけていませんでした。「楽町楽家」というイベントに乗じて見学を実施したのですが例に漏れず流行のインフルエンザのおかげで「楽町楽家」イベントは23日・24日の両日全て中止ということで町屋の見学だけで終わりました。午後1時30分に1件目の見学する「長江家」に集合しご主人の長江様より説明を受けました。そこには住んでおられませんがご主人は「大阪屋」という屋号で呉服反物を商いしておられます。玄関に入れば幅1間の土間がずっと奥まで続いており、丸の中に屋号の大を染め抜いた赤茶の暖簾がかかり視線を止めています。京都の町や独特の鰻の寝床ですね。昔は間口の広さで税を取ったそうで、出来るだけ間口を狭くして奥へ奥へとひろがっていったそうです。外の暑さと明るさとはうってかわって涼しさと薄暗さを直感できます。奥の手入れされた庭が、薄暗い部屋の中から奥の座敷を通し見ると輝いて見えます。夏には御簾が下がり、建具は葭戸が入ると、これぞ京町家という景色です。中庭の奥には離れがあり濡れ縁の雨戸ではなく全面ガラス戸が入っています。ガラスのゆがみに長い年月を感じます。今にてお茶の接待を受けくつろいでいると、表の様子が格子を越しに見える風情が何ともいえませんでした。色々説明を受け、すばらしい町屋をずっと残していかなければならないなと痛感しました。長江様ありがとうございました。
 この後杉本家もけんがしさせていただきました。その話はまたの機会で。

2009年5月21日木曜日

イギリススコットランドより茶摘み体験


 5月19日(火)にイギリススコットランドより日本食レストラン「YATAI」のみなさんが来日され、宇治田原でお茶の体験をしたいということでしたのでご案内しました。スタッフの1人である芳澤さん。9年前までは京都に6年ほど住んでおられました。21お茶のふるさと塾のホームページをみて、懐かしく思われ茶摘み体験したいとメールをいただきました。メンバーは4人で日本を学ぶ1つとして来日されました。4人は、芳澤さんとオーナーで料理長のジョンさん、マネージャーのシービーさん、そしてシェフのラドさんです。日本を愛し、日本食を愛し、日本茶にも大変興味をおられます。
 最初にふるさと塾の茶園で茶摘みを体験。初めてみる茶園の緑に感動されているようでした。茶を摘みながら質問、普通の日本の方よりも深い質問に感心するばかり。もちろん谷口塾長も私も言葉が通じません。そのうえ難しい専門用語が入ってくればお手上げ。さすが芳澤さん、9年間の英語実績はすごかったです。茶摘み体験の後は、西川副塾長の茶園を見学。おばちゃんたちが茶摘みしているところにおじゃまし、世間話のネタにされました。スコットランドの4人は、茶摘みしているおばちゃんにすばらしいの連発でした。また、西川塾員から説明を受け、美しい茶園に入れてもらい満足でした。 その後南の朝倉さんの展茶工場(そこしか稼働していませんでした。)を見せていただき、てん茶の葉が宙に舞っているのを見てビューティフル。そのご永谷宗円の生家を見学、日本緑茶の発祥から、「ほいろ」をみて手揉みに着いて話し、永谷園、山本山とのつながりを話しました。彼らが使っているお茶は山本山だったそうです。
 最後に煎茶・玉露の工場ということで、下岡久五郎さんのところを訪れ見学しました。その後、いつもの下岡さんの「お茶でも飲んでいかへんか」のお言葉に甘えました。「オオ、ジャパニーズプライムミニスター」と飾ってある小泉元総理大臣にお茶を入れる下岡さんの写真を見てサプライズでした。煎茶の初積み煎茶(新茶ではなく、お茶の木を植え育て初めて摘んだお茶のこと。一番おいしいとされる。)を入れていただき、ベリーサプライズ、次に下岡さん自慢の手積みの玉露をのませていただきペリーベリーサプライズでした。
スコットランドの4人は宇治茶発祥の地で1日堪能してもらったと思います。
日本食レストランYATAIのホームページ http//www.yatai.co.uk

2009年5月16日土曜日

茶摘み体験交流会開催

 5月10日(日)今年も21お茶のふるさと塾で茶摘み体験交流会を開催いたしました。当日晴天にも恵まれ全国から(東は東京や横浜から西は岡山から)120名もの参加をいただきました。4月18日に申込を締め切らせていただいてからも5月9日の前日までに毎日何件もの問い合わせをいただき、茶摘み体験の関心度も上がってきたようであります。9時30分の受付前からお集まりいただき、朝から熱気むんむんでした。本年度より1人でも多くの方に茶摘み娘の衣装を着ていただけるように、前年度よりも多くの衣装を準備しました。そのため前年度よりも多くの4人の女性塾員で着付けをしましたが、35名の方を着付けるのに大わらわでした。午前中の茶摘みでは、例年になく丁寧に摘んでいただき、すばらしい芽が摘めました。お茶に加工しみなさんに送らせていただきましたが、素人が摘んだとは思えないくらい、商品にして売っても恥ずかしくないくらい良いお茶が出来ました。同じく午前に手揉み体験もしていただきましたが、お天気が良すぎて、暑くて暑くてたまりませんでした。 KBS京都の「月イチ☆きょうと府」(ジェフ・バーグランドとあだち理絵子が京都府の話題を紹介する番組)の取材が入りました。一般の茶摘み娘の衣装を着て茶摘みをする写真を撮るために多くのカメラマンも集まりたいへんにぎやかでした。
 昼には、本年度からの試みですが、「ふるさと弁当」と銘打ってお茶の天ぷら等お茶を使った料理や宇治田原地場産の材料を使った料理を入れた弁当の注文を受け多くの方にだべていただきました。
 午後からは4班に分かれていただき「茶香服」「お茶のおいしい入れ方」「展茶を石臼で挽き抹茶にし点てて飲む」など盛りだくさんのイベント体験を堪能していただきました。帰りには新茶、茶団子、綿製品等の宇治田原産品のお土産も準備し買っていただきました。
 「大変面白かった。」「よかった。」等々の反応があり、来年度の開催を望んでおられるかたもおおくおられました。来年もヤルゾー!

2009年4月7日火曜日

花見の穴場


 私の住んでいる宇治田原町は山に囲まれた田舎町です。町中を流れる田原側の堤防にはたくさんの桜が植えられています。とくに圧巻なのは役場の裏の田原川の両岸の堤防です。田舎ですので人も少なく、桜の名所で人混みを見に行くのに比べたら優雅なこと請け合いです。夜にはライトアップもしています。是非、見に来て下さい。4月7日現在で七分~八分咲きです。

植林体験(第2回里山交流会)

4月5日(日)京都市右京区京北で昨年に続き第2回里山交流会を開催いたしました。当日はお天気もよく、70名もの人たちが参加していただきました。昨年度の参加者が26人で本年度は昨年度の3倍近くになりました。山を守ることに貢献しようとする参加者の意識の高さを実感できましたし、ここ数年来言われてきた地球温暖化防止などの環境問題保全への意識が市民に浸透してきたなと思います。
9時30分京都市京北銘木協同組合に集合し、主催者側からの挨拶があり、山を荒廃させないで保全していく意義と個々がそのために何を出来るか考えてほしいとの話があり、日程説明がありました。その後車に分乗して山へ向かいました。今年の植林場所は道路そばで民家の裏山の便利の良い場所でした。斜面がやや急でしたが昨年の場所ほど急ではありませんでしたが、石や岩が多くて穴掘り作業は少し大変でした。植え方の説明を受けて2~4人一組になり鶴嘴と杉苗の袋を持ちそれぞれの場所に登っていきました。斜面が急なので斜面を崩さないように穴を掘り、土の中の石や根っこを取り除き苗の根っこが山側に張るように向きを確認し根っこを広げて杉苗植え、土をかぶせ上から固めて1つあがりです。植える間隔は約1m間隔で日の光が遮られないように千鳥に植えていきます。等高線上に苗が並んでいくようもしなければなりません。文書で書くと簡単なのですが、これが山の急斜面ですので大変な労働です。でも参加者は大変な作業にも関わらず、植えそろっていく苗を見て、「おもしろいなあ。」「楽しいなあ。」を連発。300本近くの杉苗を2時間程で植えきってしまいました。山の人が1人でやれば2日程かかるそうで、大勢の力の集結はすごいものだなとみんなで感心しました。これを少ない人数でやっておられる山の方の仕事の大変さを改めて認識しました。その後植えた後の杉苗木に支えの杭を打ち、縄でくくっていきました。参加者は仕事は大変であったけれど楽しかった、来年も参加したいという意見が殆どでした。植林終了後、京都市京北銘木協同組合の倉庫を見学し、広場でバーベキュー、地元の方が準備して下さった鹿や猪の肉や鮎、椎茸等いただきながらの懇親会でいろいろと意見交換をしました。
また昨年度植林した山がどうなっているか見たいということになり、希望者で見に行きました。山の人に「去年と殆どかわってへんから、がっかりしないで。」と言われて行ったのですが、なんと少し大きくなっていました。昨年我々が植えた杉苗が小さいながらも一著前に育っているのを見て「感動!感動!」来年も見に来る決意をしました。山にはまってしまいました。
山を維持し次の世代へとつないでいくことの大切さを認識しました。